痛風と関わりのある症状には、主に「生活習慣病」と「腎臓疾患」の2つががあるのではないでしょうか。
これらは、症状が合わさって合併しやすい事から、痛風の合併症であると言えます。
生活習慣病については、痛風の人には「肥満」が多い、そして肥満の人には痛風が多いのが事実で、それは他の3つの生活習慣病である「糖尿病」や「高血圧」、「高脂血症」に関しても同様です。ですので、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症の1つでも当てはまる症状があるのなら、通常の人と比べて「痛風に罹る可能性が高い」という事を知り、普段の生活習慣を改善する事です。
そして、痛風の合併症として最も恐ろしいのが腎臓疾患です。腎臓疾患には、尿路が石で詰まる「尿路結石」、腎臓の機能を低下させる「痛風腎」、腎臓の機能が極端に悪化した「慢性腎不全」ががあるのではないでしょうか。腎不全も悪化してくると、末期の腎不全とも言える「尿毒症」の可能性も出てくるので、その前に「人工透析」が必要となる場合ががあるのではないでしょうか。
人工透析とは、「血液透析機」などを用いて、血液を浄化するという精神的負担も伴う治療法で、週に3回の治療が基本とされ、1回につき約4時間を要しましょう。
これら慢性腎不全、尿毒症、そして腎臓治療の人工透析は、糖尿病とも深く関連しており、痛風と糖尿病の共通性と、行く末を物語っているところです。